人気急上昇!?アトムズのグラブ・ミットの特徴・評判について
- 2017.08.19
- ATOMS
ATOMS(以下:アトムズ)は、グラブを中心に製造・販売している野球メーカーです。
2004年に創業し、近年じわじわと人気が上昇しているメーカーです。
今回はそんなアトムズの特徴や評判をまとめてみたいと思います。
シリーズラインナップ
最上級シリーズはDomestic Line
アトムズで最もランクの高いシリーズが(と言っても展開が2シリーズしかありませんが)、Domestic Lineシリーズです。
定番グラブの販売価格は50,000円~、ネットショップでもなかなか値引きがされておらず少々お値段も張りますが、その分、品質は申し分ないでしょう。
フィンランド産のフィニッシュエアシャー種と呼ばれる牛革が素材に採用されています。
革の加工は、ジュテルレザー社が行なっています。
他社メーカーでも上位シリーズのグローブにはジュテルレザー社が加工した素材がたくさん使われているほど有名であり、定評のある素材と言えます。
ラベルのカラーがゴールドなのもDomestic Lineシリーズの特徴の一つです。
Global Lineも超オススメ!
2つ目のシリーズは、Global Line というシリーズです。
Made In Japanの硬式グラブでありながら、定価30,000円台という価格で購入することができます。
一見、価格的にはエントリーモデルに見えますが、素材に和牛レザーが使用されており、本当に30,000円代のグラブなの?と思うくらい、コストパフォーマンスが高いです。
サブポジション用にもしっかりしたグローブが欲しいという方や、軟式野球で、価格の安い硬式グラブを使いたいと考えている選手などには特におすすめしたいシリーズです。
マニーラミレスも使っていた!?
実は2017年の春に、高知ファイティングドッグスへ入団した元メジャーリーガー、マニー・ラミレス選手もアトムズのグラブを使用していました。
意外と知られていないですが、こんな超一流プレーヤーもアトムズを使っていたのです。
グラブの特徴
最たるポイントは素材=>ジュテルレザーを使用
アトムズの最大のポイントは、素材です。
冒頭でもご紹介した、ジュテルレザー社のフィニッシュエアシャーレザーという革が素材として使用されています。
他社メーカーにおいても、最上級シリーズのグラブ・ミットに多く採用されています。
それだけ多くのメーカーの方やグラブを作る職人さんに信頼されている素材だと言えます。
もちろん日本製
アトムズのグラブはもちろん日本製です。国内グラブ製造シェア9割を誇る奈良県で製造されています。
近年、多くのメーカーが一部グラブを海外で製造している中、アトムズはシリーズに関係なく一貫して国内で製造されています。
全てのシリーズのグラブを国内で製造しているメーカーというのは、意外にも少ないのです。
内野手用グラブが多い
アトムズの定番グラブは、内野手用グラブが多いのが特徴の一つとも言えます。
Domestic Lineシリーズを見ても、内野手用グラブだけで7種類もラインナップされています。
これは、それだけ内野手用グラブに力を入れている証拠といえるかもしれません。
アトムズのこだわりが感じられますし、選ぶ側からすれば、ラインナップが多いというのはうれしい悩みです。
親指が太い?
素材に定評のあるアトムズですが、実際に手に取ってみると、親指パーツがやや太い印象を受けます。
外野手用グラブは特に太く感じます。
人によってはそれが不格好な印象として、マイナスポイントに感じられてしまうかもしれません。
逆に親指が太めのグラブを好む方にはピッタリと言えるかもしれません。
自動裁断機を導入
アトムズは、自社で自動裁断機が導入されています。
自動裁断機とは、レザーをグラブパーツの形に自動でカットしていく機械のことです。
通常、「お金に余裕のある」大手メーカーがこの自動裁断機を所有していることが多いですが、アトムズは積極的に自動裁断機を自社内に取り入れているそうです。
手作業のカットでは、どうしても同じ品番でも商品にバラつきが生じやすいです。
自動裁断機を導入することで、裁断における商品のばらつきをなくすことができます。
オーダーは硬式のみの対応
アトムズは2017年に軟式グローブも販売し始めました。
しかしオーダーグラブは、硬式のみの展開のようです。
DomesticオーダーとGlobalオーダーが存在します。
主な違いは素材で、Domesticオーダーではジュテルレザーが使用され、GlobalオーダーではTERADA LFという素材が使用されています。
トレーニンググラブも販売されている。
アトムズのトレーニンググラブは隠れた人気商品だそうです。
自動裁断機でカットされたレザーの端材を使用して作られるトレーニンググラブは、注文して手元に届くまで、どんなカラーリングのグラブが届くのかが分かりません。
色を指定することもできませんが、逆に言えば、この世で2つとないカラーリングのトレーニンググラブが手に入ると言えます。
まとめ
今回は、アトムズというメーカーについて、グラブを中心にその特徴や評判を述べてきました。
最上級シリーズDomestic Line、コストパフォーマンスに優れたGlobal Lineもすべて国内で製造されているアトムズのグラブ。
軟式グローブもMade in japanです。
その人気は、高校・大学・社会人野球でじわじわと広がりつつあります。
大手メーカーや有名メーカーも良いですが、素材にとことんこだわったアトムズのグラブもご購入を検討されてみてはいかがでしょうか!