軟式キャッチャーミットのおすすめメーカー

軟式キャッチャーミットのおすすめメーカー

軟式キャッチャーミットは、選ぶのがけっこう難しいです。

そなぜかというと「ピンキリ」だからです。

価格帯の低い安価なキャッチャーミットから、「これは硬式ミットか?」と疑いたくなるような、高級なキャッチャーミットまで、様々なキャッチャーミットが軟式モデルでは販売されています。

そんな中、今回は「メーカー」にスポットを当てていこうと思います。

軟式キャッチャーミットを買われるのであれば、ぜひ一度は検討してみて頂きたいメーカーを挙げながら、各メーカーのどんなところがおすすめなのかについて述べていきます。



おすすめしたいメーカー一覧

まず初めに、今回取り上げるメーカーを先にザザッと述べます。

今回は、

・玉澤
・ZETT
・久保田スラッガー

この3つのメーカーの軟式キャッチャーミットについて考えていきます。

玉澤…コスパがとにかく最強、でもバラツキが多いかも

キャッチャーミット バックスタイル

まず一つ目は玉澤の軟式キャッチャーミットに関してです。

玉澤の軟式キャッチャーミットは、まず素材が良いです。

耐久性があり、安っぽくありません。

それでいて何と言ってもコスパが最強です。

「この質感で、本当にこの価格なの!?」

と、値札を思わず二度見してしまうくらい、値段の割に素材が良すぎます。

もちろん、軟式キャッチャーミットなので、さすがに和牛を使っているとか、高級キップレザーを使用!といったわけではありません。

しかしながら、キャッチャーミットに関してあまり力を入れていなそうな大手メーカーの、同価格帯のキャッチャーミットと比較すると、明らかにモノが違います。

メーカーのブランド力や、ラベルマークのカッコ良さといった「デザイン」要素ではなくて、素材と価格を考慮するのであれば、玉澤の軟式キャッチャーミットはとってもお買い得だと思います。

一方で、大手メーカーではないが故に、同じ品番のキャッチャーミットでも、並べて比較してみると、(微妙にですが)不揃いである印象を受けることもしばしばあります。

(もちろんそれは、商品不良といったレベルではないです。)

そういった品質の均一性は、やはり大手のメーカーのキャッチャーミットやグローブの方が上手だなと思わされます。

しかし、コスパと不揃いさをつりあいにかければ、玉澤は十分すぎるくらい、軟式キャッチャーミットの中でおすすめしたいメーカーであると言えます。

ZETT…一番硬式に近い軟式キャッチャーミットを販売している?

軟式キャッチャーミット おすすめ

2つ目にご紹介するのは、ZETTの軟式キャッチャーミットです。

ZETTの軟式キャッチャーミットの特徴は何と言っても、とにかく硬式キャッチャーミットに近いという点です。

当たり前ですが、軟式のグローブやミットよりも、硬式のグローブ・ミットの方が素材は良いものが使われています(硬式野球の方が、グローブやミットの消耗が激しい≒早いため)。

ZETTの軟式キャッチャーミットは、そんな硬式感を彷彿とさせてくれます。

というか、型の同じ硬式キャッチャーミットと軟式キャッチャーミットを並べると、本当に見分けが付かないくらい、軟式グローブやミットに使われている素材が硬式に近く、品質が高いです。

昔(約7〜10年ほど前)は、「ZETT=とにかく硬い」といったイメージが強く、仕上がりの硬いグローブ・ミットが多かったですが、最近は比較的柔らかくなってきている印象もあります。

とはいえ、今でもZETTの軟式グローブ・ミットを手に取ると「本当にこれは軟式なのか?」と問いたくなることもしばしば。

硬い、ということは頑丈な証拠ではありますが、購入してからの型付けも時間と技術を要するかと思います。

また、前述の玉澤と比べると、最上級のプロステイタスシリーズの値段は少々高くなってきます。

しかし、ネオステイタスシリーズの軟式キャッチャーミットは、価格の手頃さもさることながらサブシリーズとしては申し分ない品質に仕上がっているのではないかと思います。

大手野球用品メーカーらしく、品質のバラツキが少ないというのも、ネットなどで購入する際には嬉しいポイントです。




久保田スラッガー…意外性抜群なダークホース?ラインナップが豊富

軟式キャッチャーミット メーカー おすすめ

今回、3つ目にご紹介するのは、久保田スラッガーです。

(ハタケヤマ 、ミズノ、SSKといったメーカーもご紹介したいのですが、こちらは次回に回そうと思います。)

久保田スラッガーはグローブ(特に内野手用)において、とりわけ高い人気を誇るメーカーとして認知している方も多いかと思います。

そんな久保田スラッガーの軟式キャッチャーミットは、グローブと同じ素上げ調の革が使われています。

素上げ調の革というのは、いわゆるコーティングがされていない革の状態を指します。

グローブはもちろん、キャッチャーミットにおいても素上げ調の革を用いた軟式ミットを販売しているメーカーは、おそらく久保田スラッガーだけかと思います。

また、意外かもしれませんが、久保田スラッガーの軟式キャッチャーミットはラインナップが豊富です。

ライナップが豊富なことで、定番品だけでも(オーダーをしなくても)自分好みのミットに巡り会える確率が上がると言えます。

縦型のキャッチャーミットから横型のキャッチャーミットまで幅広く展開されていますし、ウェブの形状がワンピースとツーピースそれぞれの形状でも定番品が出されています。

素材ももちろん大事ですが、定番品でこれだけの豊富なラインナップを揃え、その中からキャッチャーミットを選べるというのはなかなか良い意味で珍しいと言えるでしょう。




まとめ

今回は、軟式キャッチャーミットについて、玉澤、ZETT、久保田スラッガーの3メーカーの、「メーカーとしてのキャッチャーミットの特徴」に焦点を当ててまとめてきました。

各メーカーに特色がありますし、メリット・デメリットが多かれ少なかれ存在するかと思います。

デザイン(メーカーとしてのブランドやロゴマーク)で選ばれるのももちろん選択肢として大いにアリでしょう。

一方で、今回ご紹介したような素材や、ラインナップといった観点から、どの軟式キャッチャーミットを買うかを検討するのも面白いのではないでしょうか。

軟式キャッチャーミットを購入しようと思われている方の参考になりましたら幸いです。

次回は、ハタケヤマ 、ミズノ、SSKの軟式キャッチャーミットを取り上げようかと思っております。

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