大人気のハタケヤマのキャッチャーミット。

キャッチャーミットが好きな人の多くは、ハタケヤマというメーカーをご存知ではないでしょうか。

中でも一番人気がM8型というモデルです。

このミットは、横浜、中日で活躍された名捕手、通称「谷繁型」とも言われており、プロアマ問わず愛用者が多いキャッチャーミットです。

今回はそんな、M8型のキャッチャーミットにまつわる、「谷繁選手しか使いこなせなかった驚きの型付けミット」についてご紹介します。




一番人気のモデル ”M8型”の由来

谷繁型のキャッチャーミット"M8型”は、谷繁「元信(Motonobu)」のMと、谷繁選手が横浜ベイスターズ(元大洋ホエールズ)時代に付けていた背番号8が由来になっています。

オーダーはもちろん、硬式、軟式の定番品においても、全シリーズで人気No.1のキャッチャーミットです。

1985年、親会社倒産を機に、たった4人で始められ、まだ小さなグローブメーカーだったハタケヤマのキャッチャーミットを、谷繁選手は高校時代から使っていたのだとか。

谷繁選手の凄さは、誰にも使いこなせない型にあった!

 

キャッチャーミット 谷繁

 

そんな高校時代から繋がっていたハタケヤマのキャッチャーミットと谷繁選手ですが、実は、

他のプロ野球捕手では使いこなせなかった、谷繁選手独特の型付けミットがあることをご存知でしょうか?

よく、こんな記事や、動画を見たことはないでしょうか?
 

  ●谷繁選手のキャッチャーミットはファーストミットに近い形をしている

  ●谷繁選手はボールを捕る時、握らずに親指を上げるイメージで捕球する

  ●谷繁選手のミットはポケットが深いのでボールをほとんど掴まない

 

ファーストミットに近い形をしたキャッチャーミット…

親指を上げるイメージで捕球するキャッチャーミット…

ほとんど掴まなくて済んでしまうキャッチャーミット…


実はその答え、谷繁選手しか使いこなせない型付けにあったんです。

下の画像をご覧ください、これが答えです。

ハタケヤマ 谷繁 ミット 

 

ウェブの下あたり、凹んでいるのがお分かりいただけるでしょうか?

このウェブ下に凹みがあるキャッチャーミットは恐らく、他のどのプロ野球選手を見渡しても、谷繁選手のミットだけです

(とか言って、もしかしたらいるかもしれませんそのときはごめんなさい)。

谷繁選手ミット その型の特徴と、凄まじい捕球技術

間口が極端に狭い

次に注目に値する点はこちらの画像です。

 ハタケヤマ 谷繁 ミット

上記画像のミットも、谷繁選手のキャッチャーミットなのですが、この画像の状態以上に開かないんです絶対に。

ウェブ周りの紐(レース)をキツめに結んであるので、これ以上パックリ開くことができません。

つまり、親指芯と小指芯の間のたったこれだけのスペース(つまり間口)で、親指芯と小指芯にはもちろん掠ることすらなく、確実にボールを捕球されていたのです。

仮に芯に少しでも掠ってから捕っていたら、良い音は鳴りません。凄まじい捕球技術です。
 

ウェブ下のへこみ

 ハタケヤマ 谷繁 ミット 

ウェブ下のへこみに戻ります。

実はこれは、ウェブ下がへこむほどに、ポケット部分(ウェブ下のボール1個分下)を沈ませている(深くしている)のです。

これだけポケットを深くしていれば、親指を上げるイメージで、しかもほとんど掴まなくて済んでしまいそうですよね。

当然、谷繁選手の技術があってこそですが。

谷繁選手しか使いこなせなかったらしい

しかも、もっと凄いのが、谷繁選手以外にこの型付けされたミットを使いこなせる選手がいないということです(もしいたらごめんなさい)。

プロ入りした多くのキャッチャーが、ハタケヤマに「谷繁選手と全く同じ型付けされたものを作ってください!」と頼むらしいです。

ところが、その特殊な型付けされたミットゆえに、2つ目以降のミットも、「谷繁選手と全く同じ型付けでお願いします!」と依頼してくる選手はほぼいないそうです。

使いこなせないんだそうです。同じ基本型(M8型)のキャッチャーミットを使っていても。

でもそんなにミットのポケットが深くても、通算盗塁阻止率は.368 一番阻止率が高かったシーズンは驚異の.543 です。

凄くないでしょうか。

いかに谷繁選手のミットが特殊なのかが分かります。

いかに谷繁選手の捕球技術が高いのかが分かります。

いかに谷繁捕手が凄いのかが分かります。

ハタケヤマ 谷繁 ミット

まとめ

谷繁選手の凄さ、ミットの特徴、伝わったでしょうか!

やっぱり、キャッチャーミットは奥が深いですね。

野球の道具の魅力が少しでも伝わりましたら幸いです。