今回は「ソフトボール用キャッチャーミット」について考えていきます。

意外と謎に包まれているソフトボール用キャッチャーミット。いったいどんな特徴があるのでしょうか。

このミット、ソフトボールのキャッチャーのために作られたように見えますが(実際そうなんですが)、実は野球においてもとてもオススメなんです。

今回は、なぜこのソフトボールミットが野球においてもオススメなのか、その理由と魅力について述べていきます。




ソフトボール用キャッチャーミットとは?

 ソフトボール用のキャッチャーミットとは、ソフトボールのキャッチャーのために作られたミット(以降ソフトミット)を指します。具体的には、以下の2種類が存在します。

ファーストミットタイプ

ソフトボール キャッチャーミット おすすめ 

いわゆる、野球で使うファーストミットです。このミットのメリットは、グラブに近い感覚で使えることです。

軽くて操作性が良く、送球を捕球する役割と内野ゴロを処理することの機能を両立したミットと言えるでしょう。

峰捕手

ソフトミットタイプ

ソフトボール キャッチャーミット おすすめ
ソフトミットタイプは、上記のファーストミットタイプよりも、野球のキャッチャーミットに近い形をしたミットです。

ソフトボールですら、このソフトミットタイプのキャッチャーミットを使っているキャッチャーは見たことないんですが、実は野球においても非常にオススメできるのです。

その理由は、ミットの特徴にあります。

ソフトミットの特徴 

このソフトミットのどこが、具体的に野球においてもオススメなのかについて、その特徴を大きく3つに分けてピックアップします。

絶妙な芯の薄さ

まず第一に挙げられる特徴が、絶妙な芯の薄さです。

通常のキャッチャーミットより薄く、ファーストミットよりも厚い芯がソフトミットタイプのキャッチャーミットの特徴です。

そもそも芯を厚くするのは、ボールを捕球した時の「ホールド感」を維持するためです。

しかし、ミットの芯が厚すぎるというのも問題です。

以下の画像をご覧ください。


親指側の芯が擦れてしまっているのがお分かり頂けるでしょうか?
これは、選手の捕球技術が原因でもあるのですが、芯が厚いことでミットの入り口が狭くなり、このようにボールが当たって、芯の表面が擦れてしまいがちです。

擦れるだけであればまだ良いのですが、これが悪化すると表面の革が裂けてきてしまいます。

独特なヒンジ構造
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ソフトタイプミットの特徴として、2番目に挙げられるのが、独特なヒンジ構造です。

上の黄色の線で囲まれているのがヒンジ部分になります。

比較すると一目瞭然ですが、まずヒンジの本数が違います。野球用は3本、ソフト用は5本あります。

これはグラブでは縦トジとも言われるトジ方(キャッチャーミットではこれが主流)ですが、ポケットをより深く使えるようになります。

また、ヒンジの本数が多いことで、ミットを開きやすく、曲げやすくなります。

人体でいう関節のような役割を担っているイメージです。

ソフトボールのボールは、野球のボールよりもサイズが大きいため、当然ながら野球のミットよりも大きく深く&開きやすくする必要があります。

そのことがこのヒンジ構造の一因とも言えるでしょう。

ファーストミットに似た親指構造

3つ目の特徴は、ファーストミットに似た親指構造です。

上の画像で比較してみると、親指の向きが野球のキャッチャーミットとは異なるのがお分かり頂けるかと思います。

野球用はアーチがかっていますが、ソフト用はファーストミットのように、親指が真っ直ぐ立っている(親指を効かせて捕球しやすい)構造です。この構造によって、捕球時の操作性が格段に向上すると考えられます。

素手でボールをキャッチする時を想像してもらうと分かりやすいのですが、ボールを掴むとき、親指は他の指と違う動きをしています。

また自然と、素手の時は親指先と小指先がくっつくように握ろうとはしないでしょうか?

親指が立っている(親指を効かせて捕球しやすい)構造というのは、素手でいう親指先と小指先が閉じるように握ろうとする構造のことなのです。

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ルール上は問題ないの?

今までソフトタイプのキャッチャーミットの特徴をご紹介してきましたが、そもそもソフトボール用のキャッチャーミットを、野球で使ってよいのか?ルール上問題ないのか?と思う方もいるのではないでしょうか。

これに関しては、問題ありません。 
と言いますのも、野球用具の規定を調べてみると「グラブ・ミット」への規定はあるのですが、「ソフトボールミット」への規定はないのです。

 

草野球はもちろん、高校野球も心配ありません。

ウィルソン社から、高校野球対応でソフトミット型のキャッチャーミットが販売されているくらいです。

また余談ですが、ボストンレッドソックスでナックルボーラーとして活躍したT.ウェイクフィールド投手が登板する時、当時のキャッチャーはファーストミットを使っていました。

特徴の一つとしてご説明したことと同じですが、芯が通常のキャッチャーミットより薄いため、その分ナックルボールに対応しやすくなると考えられます。

ソフトミットはファーストミットとキャッチャーミットの中間フォルムともいえるので、ナックルに限らず、変化球主体の投手の球を受けるのにもオススメです。

まとめ

ソフトミット、いかがだったでしょうか?

認知度はそこまで高くないですが、特徴がはっきりしているため、例えば変化球が多彩な投手を抱えるチームのキャッチャーにはオススメです。

「ちょっと変わったミットを使ってみたい!」

「ソフトミットって実際どうなのか?」

という方の参考になれば幸いです。

以下は、今回ご紹介したソフトミットを扱っているメーカーの一部を載せておきます。ご参考までに。

――――取扱メーカー一覧――――
・ハタケヤマ(オーダー対応可)
・スポーツ玉澤
・ウィルソン(オーダー対応可)
・ミズノ
・ZETT
・ハイゴールド
・ジームス(キャーストミット)
・ベルガード(オーダー対応のみ)