SSKのグローブのラインナップや、評判・特徴について
- 2017.12.19
- SSK
今回は、野球用品4大メーカーの1つであるSSKの、グローブについて、その評判や特徴をまとめてみたいと思います。
新しいグローブを買おうか検討されている方や、オーダーをする際のご参考になれば幸いです。
野球用品の大手メーカーSSK
SSKの由来はササキ!?
SSKは1946年創業の、野球の道具をメインに取り扱うスポーツ用品メーカーです。
創業者が佐々木恭三さんという方で、実は社名であるエスエスケイは、社長の名前であるササキ(SaSaKi)が由来なのです。
甲子園球場には、SSKの大きなスポンサー広告がバックスクリーン左横にあり、大手メーカーであることを物語っています。
SSKの最上級グレードの特徴と評判
2016年から新展開されたプロエッジ
SSKにおいて、ミズノのミズノプロ、ZETTのプロステイタスの位置に該当するのがプロエッジどいうシリーズです。
軟式、硬式においても、このプロエッジというシリーズがSSKのグラブの中で最上級グレードになります。
SSKのプロエッジの特徴的な部分は、軽さにこだわっていることです。
従来の最上級グレードであったプロブレイン(下記後述)よりも、どちらかというとミズノでいうグローバルエリートのような「軽さ」を意識しつつも、グローバルエリートとは違い最上級モデルとしてのグレード感にもこだわったシリーズであると言えます。
なぜ「軽さ」にこだわるのかについてですが、メーカーの理由はとてもシンプルで、少しでもプレーを向上させるためとのことです。
野球のプレー、すなわち打つ、守る、走るというプレー全てがコンマ1秒の世界で成立します。
そのコンマ1秒の世界においては、グローブやバット、スパイクの重量が想像以上にプレーに影響を及ぼすとSSKは考えているようです。
プレーに影響を与える、その道具の重さにこだわることこそ、SSKの狙いのようです。
バットは重いことで、打球の飛距離が伸びたりするので、軽い方が良いと一概には言えませんが、グローブとスパイクにおいては、いかに軽くて使いやすいかが、プレーに大きく影響してきます。
そのためSSKでは、従来のプロブレインという最上級グレードから、「軽さ」にも狙いをおいた新最上級グレード「プロエッジ」を作ったと考えられます。
プロエッジのすべてのグローブが他社メーカーよりも飛び抜けて軽いというわけではありませんが、少なくともSSKのグローブの特徴の1つとして「軽さによりこだわるようになった」ということは間違いないでしょう。
2015年まで最上級に君臨したプロブレイン
プロエッジが発売されるまで、SSKの中で長年に渡って最上級グレードとして君臨し続けたのが、プロブレインシリーズです。
グローブに限らず、スパイクやウェア類まで、最上級グレードはすべてこのプロブレインでした。
しかし2016年にプロエッジが展開されたことで、プロブレインはグローブ・ミットにおいてのみの最上級グレードと変更になりました。
またグローブ・ミットのみプロブレインシリーズが存在していると言っても、そもそも取り扱っているショップが限られているので、ほとんど限定商品のような存在になっています。
「プロエッジでは物足りない」という方は、ぜひプロブレインのグローブ・ミットを手に取られることをオススメします。
SSKプロエッジのグローブの特徴と評判
ここからは、上記でご紹介した、現行でSSKの主力となっているプロエッジシリーズのグローブ・ミットを中心に、その特徴や評判についてご紹介していきます。
プロエッジの定番品ラインナップ情報
2017年モデルは12月の時点で43品目がSSKのホームページにラインナップされています。
その内、硬式グローブが投手用3、捕手用2、一塁手用2、内野手用9、外野手用4種類で計20種類もあります。
中でも内野手用グローブが9種類と約半数を占めていることから、メーカーは少なからず内野手用に力を入れている(こだわっている?)ことが伺えます。
一方軟式用グローブはというと、投手用2、捕手用2、一塁手用1、内野手用6、外野手用3種類で計14種類となっています。
また、上記軟式グローブとは別に少年軟式用のオールラウンドモデルが5種類も展開されています(もちろん少年軟式もプロエッジです)。
ちょっと不思議なSSKプロエッジのグローブ品番
SSKのプロエッジの品番構成は以下の通りです。
プロエッジ+硬式or軟式+番号→PE+KorN+35716
つまり、最初の2英字が”PE”で「プロエッジ」、
次の英字1文字で、硬式(K)か軟式(N)かを示し、
最後の数字3~5文字でグローブの番号を示している模様です。
要注意!?プロエッジは2種類存在する!?
SSKのホームページにラインナップしているプロエッジのグローブを見てきましたが、ここで要注意です。
実は軟式硬式それぞれ、2つのプロエッジが存在します。
それは、品番の末尾に”FT”が付くものとそうでないものとに分かれています。
”FT”が付くものは、通常モデルよりも安く、若干お手頃なプロエッジです。
一方”FT”が付かないものは、通常モデルのプロエッジです。
両者の違いについてですが、大きくは①値段と②軟式グローブは素材が異なり、③硬式グローブに限っては生産国が異なります。
”FT”が品番の末尾に付くプロエッジは、硬式グローブは7,560円、軟式グローブは5,400円も通常モデルより安いです。
しかし素材は軟式グローブにおいてのみ違いがあり、”FT”モデルの方が柔らかめの「バキュームソフトレザーSX」が採用されています(通常モデルはバキュームレザーDX)。
ちなみに硬式グローブは素材による違いはありませんが、生産国が異なってきます。
硬式グローブは”FT”モデルが中国製、通常モデルが日本製となります(軟式グローブはどちらも中国製です)。
”FT”モデルはグローブのみへの展開のようですので、キャッチャーミット、ファーストミットに関しては関係がないようです。
まとめ
今回はSSKについて、グローブを中心にまとめて参りました。
エスエスケイという社名の由来から、プロエッジとプロブレインの関係性、さらに現在販売されているプロエッジの定番品の生産国や素材の違いなど、少しでもグローブ購入などのご参考になれば幸いです。