ザナックスというメーカーの特徴を分析してみた。
- 2017.05.28
- ザナックス
ザナックスというメーカーをご存知でしょうか?
1947年に、ナニワ商店として佐々木秀男さんという方が創業されたスポーツ用品メーカーです。
"Xa"というラベルでお馴染みのメーカーでもあります。
近年は"xanax"という表記のラベルでもグラブやスパイクが出されています。
ザナックスがどのようなメーカーなのか、評判はどうなのかなど、硬式グラブを例に今回は述べていきたいと思います。
ザナックスの評判・評価、アピールポイント
ザナックスの評判・評価についてですが、プッシュすべき点はなんと言っても日本製であることと、品質が高いことの2点です。
ALL MADE IN JAPAN!
ザナックスのグラブは、上級シリーズはもちろん下級シリーズまで、すべて一貫して日本製でつくられています。
実はすべてのグラブが日本製で作られているというのは、非常に珍しいことなのです。
野球用品メーカー最大手のミズノは、今や最上級グレードに位置するミズノプロでさえ中国製です。
それだけ海外で製造されたグラブが出回っているというのが現実であるともいえます。
ザナックス以外には玉澤なども日本製で一貫してグラブが製造されていますね。
品質の高さ
ザナックスのグラブの品質が良いという根拠は、素材もさることながら大きく3つです。
1つは契約を結んでいるプロ野球選手の数。
2017年、ザナックスとアドバイザリースタッフ契約を結んだプロ野球選手は7人です。
広告宣伝費に大きな額を投じることができる大手メーカーは「大人の事情」で多くの選手と契約できる(もちろん品質を買って契約される選手もいるでしょう)一方で、ザナックスは純粋に「品質」だけを買われて契約されるプロ野球選手がほとんどです。
それで7人と考えると、悪くない人数ではないでしょうか。
2つ目は一定期間使用したグラブの状態。
正直、「一定期間使用したグラブの状態」というのは、使用する本人の手入れ具合だったり、使用頻度や使い方によっても差が出てくるため、一概には言えません。
しかし逆に、もともと品質の良くない製品というのは、どんなに大切に使っても一定期間が経過すれば、芯がヘタッたり、革の耐久性が落ち型が崩れたりするなど、間違いなくボロボロになってしまいます。それを踏まえて以下をご覧ください。
これはザナックスのベースボールサイトに掲載されているものです。
ヘタっていたり、型が崩れているようには少なくとも見えません。
3つ目はなんと言っても日本の職人さんが手掛けていること。
これは、前項「ALL MADE IN JAPAN!」とも被ってしまいますが、やはり国内製造というのは品質が間違いなく高いです。
グラブは紐の通し具合一つで全く違う仕上がりになるそうです。
力の微妙な加減であったり、革や紐の厚みなど、長年の経験による技術は本当に大きいです。
シリーズランク・グレード
続いて、ザナックスのグラブのグレードがどうなっているのかを見ていきます。
ミズノで例えるならミズノプロ>グローバルエリート>ビクトリーステージ(廃盤)といった具合です。
ザナパワー
参照:http://item.rakuten.co.jp/sports-musashi/x-power-n/[/caption]
ザナックスの中で、軟式グラブ、硬式グラブ共に最もランクが低いシリーズです。
硬式は30,000円+税~、軟式は18,800円+税~の設定になっています。
日本製でもあり、品質も悪くありません。
トラスト
硬式グラブでは2番目にランクが高いシリーズで、素材にはキップレザーを使用。軟式グラブでは最もランクが高いシリーズです。
トラストエックス
ザナックスの硬式グローブの中で、最もランクが高いシリーズです。
当然、品質もお値段も張ります。トラストエックスは、軟式グラブには展開されていません。
実はこのトラストエックスのさらに上に、限定生産のトラストエックスも存在します。
グラブ以外の注目製品
ここまで主にグラブについてのザナックスを見てきました、スパイクやバッティング手袋も魅力的です。少しだけご紹介。
スパイク
ザナックスのスパイクは、樹脂底が主流になった現在においても、革底スパイクを5種類も展開して販売しています。
一般的に土の上でプレーする選手には革底スパイクの方が適しているとも言われていますね。
また、有名な野球ショップなどで季節によってはセール価格で売られてもいるので要チェックです。
バッティング手袋
リストサポート一体型のバッティング手袋が人気。
もちろん高校野球対応品もラインナップしています。
インパクトの際、リストにしっかりと力を伝えてくれること間違いなしです。
まとめ
今回はザナックスというメーカーについて述べてきました。
テレビでも見ないメーカーですし、野球専門店へ行かないと手に取って確かめたりする機会も少ないメーカーかもしれません。
しかしながら、国内製造やグラブへのこだわりを感じるメーカーでもあり、品質の高さは指折りです。
是非ザナックスの製品も手に取ってみてください。